私らしく過ごすために!PMSの不調を軽くする “お薬とのつきあい方”

ピル、抗うつ薬、サプリわたしに合うケアがきっと見つかる!

「セルフケアを頑張ってるけど、やっぱりつらい日がある」

「食事も睡眠も気をつけているのに、気分の波が止まらない…」

そんなふうに感じる日があっても、何もおかしくありません。

実は、厚生労働省の調査によると、7割以上の女性がPMS(またはPMDD)を

“中等度以上のつらさ”として感じているという結果が出ています。

でも一方で、実際に婦人科を受診している人はわずか2割以下なんです。

つまり、たくさんの人が「つらい」と思いながらも我慢してしまっている

という現実があります。

「薬を使うって、どうなんだろう…」と悩んでいるあなたへ。

PMSのつらさに対して、「薬」というサポートを選ぶことは決して“甘え”ではありません。

むしろ、あなた自身の心や体とちゃんと向き合っている、とても前向きな行動なんです。

ここからは、PMSに悩む女性たちが実際に選んでいる、代表的なお薬の種類やサポート方法をご紹介しますね。

💊 1. 気分の波に振り回されているなら…抗うつ薬(SSRI)

PMSの中でも、「落ち込む」「イライラが止まらない」「涙が出てくる」など

感情面のゆらぎが特に強い方には、

SSRI (選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というタイプの抗うつ薬が使われることがあります。

SSRIは、脳内の“セロトニン”という気分を安定させる物質を調整してくれるお薬。

うつ病だけでなく、PMSやPMDDの症状にも効果があるといわれています。

📌 ポイント

• 効果が出るまでには2〜4週間ほどかかる場合があり、継続して飲むことで少しずつ症状をやわらげていきます。

• 服用中は医師と相談しながら、体調や気分の変化をチェックしていきましょう。

💡「感情のジェットコースターに毎月ぐったり…」そんな方にとっては、

心の土台を安定させるサポートになる可能性があります。

🔄 2. ホルモンバランスから整えたいなら…低用量ピルなどのホルモン療法

ピル=避妊薬というイメージがあるかもしれませんが、

実はPMSや月経痛の緩和、肌荒れなど女性特有の不調の改善にもよく使われています。

PMSに対しては、排卵を抑えることでホルモンの波を穏やかにし、症状を軽くすることが期待されます。

📌 ポイント

• 月経周期の安定、生理痛の軽減、ニキビ・肌荒れ改善にも◎

• 自分の体に合った種類を、婦人科で相談しながら選びましょう。

💡 「月経そのものをラクにしたい」「PMSと生理痛の両方がつらい」という方におすすめされることがあります。

🌿 3. 薬に抵抗があるなら…サプリメントで栄養サポート

「病院に行くほどじゃないけど、つらい日はある」

そんな方には、日々のセルフケアとしてのサプリメントも一つの手段です。

実際、以下の栄養素がPMS症状の改善に役立つとされています:

✅ カルシウム:むくみ、気分の落ち込み、イライラに

✅ ビタミンD:ホルモンバランスを整える働き

✅ マグネシウム:緊張を和らげ、リラックス効果も

✅ ビタミンB6:神経の伝達をサポートし、心の安定に

✅ 亜鉛:中等度〜重症のPMS症状の緩和

📌 ポイント

• サプリメントはあくまでも食事で摂りきれない栄養素を補うために使うものなので、

サプリメントを飲むことでPMSの症状が必ずしも緩和しないため、日々の習慣にプラスするイメージです。

• 薬のようにすぐ効果を期待するのではなく、栄養バランスや生活リズムと一緒に整えていくのがベスト。

💡「まずはできることから始めたい」そんな方にもおすすめです。

🩺 4. 自然なケアを望むなら…医療用の漢方薬

最近では、オンライン診療でも処方してもらえる漢方薬が注目されています。

忙しくて通院する時間がない方も利用しやすいです。

漢方は「体質」や「症状」によって使い分けるものなので、自己判断よりも、医師に相談して処方してもらうのがベストです。

✽当帰芍薬散

✽桂枝茯苓丸

✽加味逍遙散

✽桃核承気湯

などもPMS症状を同時に改善でき、心と身体のバランスを整えてくれます。

📌 ポイント

• 体の冷え・血行不良・ストレス体質など、複数の症状にアプローチ。

• 副作用が少ないケースもあり、自然な改善を目指す方に向いています。

💡「薬はちょっと…でも何かしたい」そんな時にぴったりの選択肢です。

🌼 最後に:薬に頼るのは「甘え」じゃない、自分を守る選択

「もしかしたら、薬を使ってみてもいいのかも」

そう思ったとき、それはきっと“自分を大切にしたい”という気持ちのあらわれです。

薬や医療の力を借りることは、「弱いから」「我慢が足りない」ことではなくて、

「もうこれ以上、自分を犠牲にしない」ための前向きな選択。

症状の強さやライフスタイルに合わせて、あなたにぴったりのケア方法を見つけていきましょう。

✏️ 次の一歩に悩んだら、まず相談することから始めてみてくださいね。

あなたが少しでもラクに、自分らしく過ごせる日が増えることを願っています🍀

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

three × 5 =

目次