【PMSに効く薬】イライラ・落ち込みを市販薬で改善!選び方と漢方・処方薬まで徹底解説

毎月の生理前になると、わけもなくイライラしたり、急に涙もろくなったり。
そんな気分の波に振り回されて、「仕事に集中できない」「大切な家族やパートナーにきつく当たってしまった」と自己嫌悪に陥っていませんか?

そのつらい不調は、月経前症候群(PMS)が原因かもしれません。
多くの女性が経験するPMSですが、症状の現れ方は人それぞれです。
「病院に行くほどではないかも」「婦人科は少しハードルが高いな」と感じ、一人で抱え込んでいる方も少なくないでしょう。

このブログでは、そんなあなたのために、ドラッグストアなどで手軽に購入できるPMSの市販薬を中心に、分かるように解説します。
さらに、体質から改善を目指す漢方薬や、病院で処方される薬薬だけに頼らないセルフケア方法まで、あなたの悩みに寄り添う選択肢をご紹介します。

もう「毎月のことだから」と我慢する必要はありません。
このブログを読んで、あなたに合った対処法を見つけ、穏やかな毎日を取り戻すための一歩を踏み出しましょう。

目次

【症状別】ドラッグストアで買えるPMSの市販薬おすすめ5選

まずは、多くの方が最も知りたい「ドラッグストアで手軽に買える薬」からご紹介します。
PMSの症状は、イライラなどの精神的な不調から、頭痛やむくみといった身体的な不調まで多岐にわたります。
大切なのは、ご自身のつらい症状に合わせて、薬の有効成分を選ぶことです。

ここでは、代表的な市販薬を症状別にご紹介します。
それぞれの薬の詳細については、この後の章で詳しく解説していきますので、ご自身の悩みに合わせて読み進めてみてくださいね。

薬のタイプ主な対象症状代表的な市販薬の例
PMS治療薬イライラ、気分の落ち込み、乳房の張り、頭痛などプレフェミン
漢方薬(精神症状向け)イライラ、神経の高ぶり、不安、不眠小林製薬 漢方ナイトミン
漢方薬(複合症状向け)冷え、生理痛、頭痛、肩こりなど心と体の不調命の母ホワイト
鎮痛薬頭痛、腹痛、腰痛などの痛みイブクイック頭痛薬、ロキソニンS

精神症状(イライラ・落ち込み・不安)に効く市販薬

生理前になると特に「心の不調」が強く現れる、という方におすすめの市販薬です。

感情の波を穏やかにし、仕事や人間関係への影響を和らげる手助けをしてくれます。

日本で唯一、PMSの症状緩和を効能として認められている治療薬「プレフェミン」が代表的です。
また、神経の高ぶりを鎮める漢方薬も有効な選択肢となります。

医薬品名有効成分特徴・効果こんな人におすすめ
プレフェミンチェストベリー乾燥エキスホルモンバランスの乱れに働きかけ、PMS特有の精神症状(イライラ、気分の変動)や身体症状(乳房の張り、頭痛)を和らげる。日本で唯一のPMS治療薬。とにかくPMSの症状をどうにかしたい方。特にイライラや気分の落ち込みが気になる方。
小林製薬 漢方ナイトミン抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)神経の高ぶりを鎮め、心と体のバランスを整える漢方薬。イライラや不安感、それに伴う不眠を改善する。ストレスで神経が過敏になり、寝つきが悪い方。怒りっぽくなりがちな方。

身体症状(頭痛・腹痛・むくみ)や複合的な不調に効く市販薬

「頭痛や下腹部痛がひどい」「体が重くてだるい」といった身体症状がメインの方や、心と体の両方の不調に悩んでいる方には、これらの薬がおすすめです。
痛みや不快感を直接和らげる鎮痛剤や、複数の生薬で全体的にバランスを整える漢方薬があります。

医薬品名有効成分特徴・効果こんな人におすすめ
命の母ホワイト当帰(トウキ)、芍薬(シャクヤク)など11種類の生薬血行を促進し、体を温めることで、生理痛、頭痛、腰痛、冷え症、肩こりなど、月経にまつわる幅広い不調を改善する。複数の症状が同時に現れる方。冷えや血行不良が気になる方。
各種鎮痛薬(イブ、ロキソニンSなど)イブプロフェン、ロキソプロフェンナトリウム水和物など痛みの原因物質(プロスタグランジン)の生成を抑え、PMSに伴う頭痛、腹痛、腰痛などを速やかに緩和する。とにかく「痛み」を早く止めたい方。特定の身体症状が特に強い方。

体質から見直す「漢方薬」という選択肢

市販薬で一時的に症状を抑えるだけでなく、「毎月の不調が起こりにくい体にしたい」と考えている方には、漢方薬がおすすめです。
西洋薬が特定の「症状」に直接アプローチするのに対し、漢方薬は一人ひとりの「体質」に着目します。

心と体のバランスの乱れを根本から整えることで、PMS症状を和らげることを目指すのが漢方の考え方です。
効果を実感するまでに少し時間がかかることもありますが、自分の体質に合えば、心強い味方になってくれるでしょう。

PMSに効果的な代表的な漢方薬3選

漢方薬は種類が多く、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
ここでは、PMSの治療で特によく用いられる代表的な3つの漢方薬を、「こんなタイプにおすすめ」という形でご紹介します。
ご自身の体質や症状と照らし合わせてみてください!

漢方薬名こんなタイプにおすすめ(セルフチェック)期待できる効果
加味逍遙散(かみしょうようさん)□ イライラしやすく、怒りっぽい
□ 不安感や憂うつな気分になる
□ 肩こりや頭痛、のぼせがある
□ 疲れやすい
気の巡りを良くして、精神的な不安定さを解消します。ストレスによる心身の緊張を和らげ、穏やかな気持ちに導きます。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)□ 冷え性で、手足が冷たい
□ 貧血気味で、めまいや立ちくらみがする
□ むくみやすい
□ 疲れやすく、体力に自信がない
血(けつ)を補い、血行を促進します。また、体の余分な水分を取り除くことで、冷えやむくみ、貧血に伴う不調を改善します。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)□ のぼせやすく、顔が赤くなりやすい
□ 足は冷える(冷えのぼせ)
□ 肩こりや頭痛がひどい
□ 生理痛が重く、経血に塊が混じることがある
滞った血(瘀血:おけつ)の巡りを良くします。血行不良が原因で起こる痛みや、のぼせ、肩こりなどの症状を和らげます。

 

失敗しない!あなたの症状に合ったPMS薬の選び方【3ステップ】

ここまで様々な薬をご紹介してきましたが、「情報が多くて、結局どれを選べばいいか分からない」と感じたかもしれません。
ここからは、数ある選択肢の中から、あなたにぴったりの薬を失敗せずに見つけるための具体的な3つのステップをご紹介します。
このステップに沿って考えれば、最適な薬を選ぶことができるかもしれません。

ステップ1:自分の症状タイプをセルフチェック

まずは、自分のPMS症状を客観的に把握することから始めましょう。
以下の項目で、ご自身に当てはまるものにチェックを入れてみてください。

【A】心の不調

  • □ 理由もなくイライラして、つい人に当たってしまう
  • □ 急に悲しくなったり、涙もろくなったりする
  • □ 将来のことなどが急に不安になる
  • □ 何もやる気が起きず、気分が落ち込む
  • □ 集中力が続かず、仕事や家事でミスが増える

【B】体の不調

  • □ 頭痛や頭が重い感じがする
  • □ 下腹部や腰が痛む
  • □ 乳房が張って痛い
  • □ 顔や手足がむくむ
  • □ 体がだるく、疲れやすい

【診断結果】

  • Aのチェックが多い方 → 精神症状タイプ
  • Bのチェックが多い方 → 身体症状タイプ
  • AとBが同じくらいの方 → 混合タイプ

ステップ2:成分と効果・副作用を比較する

自分の症状タイプが分かったら、それに合った有効成分を持つ薬を選びましょう。
薬のパッケージの裏側には、必ず「有効成分」が記載されています。どこを見ればよいか確認する習慣をつけましょう。

  • 精神症状タイプの方
    • 注目したい成分: チェストベリー乾燥エキス、抑肝散加陳皮半夏、加味逍遙散など
    • 解説: ホルモンバランスや自律神経に働きかけ、気分の波を穏やかにする成分がおすすめです。
  • 身体症状タイプの方
    • 注目したい成分: イブプロフェン、ロキソプロフェン、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸など
    • 解説: 痛みを直接抑える鎮痛成分や、血行を促進し冷えやむくみを改善する生薬が有効です。
  • 混合タイプの方
    • 注目したい成分: 11種類の生薬(命の母ホワイトなど)、加味逍遙散など
    • 解説: 幅広い症状に働きかける複数の生薬が配合された漢方薬が、心と体の両方のバランスを整えるのに役立ちます。

薬を選ぶ際は、効果だけでなく副作用も必ず確認しましょう。

薬だけに頼らないPMS対策|今日からできるセルフケア

薬はつらい症状を和らげるための強い味方です。
しかし、同時に日々の生活習慣を見直すことで、PMS症状が起こりにくい、より穏やかな体を目指すことができます。
「薬を飲む回数を減らしたい」「根本的に体質を改善したい」という方は、ぜひセルフケアも取り入れてみてください。

食事・運動でホルモンバランスを整える

日々の食事や適度な運動は、女性ホルモンのバランスを整える上で非常に重要です。
少し意識を変えるだけで、心と体に良い変化が訪れるかもしれません。

対策具体的なアクション
食事積極的に摂りたいもの:
– カルシウム(乳製品、小魚、豆腐)
– マグネシウム(ナッツ、海藻、大豆製品)
– ビタミンB6(鶏むね肉、マグロ、バナナ)
なるべく控えたいもの:
– カフェイン、アルコール、精製された砂糖、塩分の多い加工食品
運動– ウォーキングやヨガ、フェムケアなどの有酸素運動を週に2〜3回、30分程度行う。
– 血行を促進し、ストレス解消や気分のリフレッシュに繋がります。
ストレス管理– ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、よもぎ蒸し(サウナ)で温活する。
– ラベンダーやカモミールのアロマを焚く。
– 就寝前にスマートフォンを見るのをやめ、読書などリラックスできる時間を作る。

根本改善を目指すなら専門サロンでのケアも効果的!

セルフケアを続けてもなかなか改善しない、もっと専門的なアドバイスが欲しい。
そんな方には、薬以外の選択肢として、私のようなフェムケアサロンでの専門的なケアもおすすめです。

名古屋市にある当サロン「Je gueris(ジュゲリー)」では、一人ひとりの悩みに合わせたフェムケアを提供しています。
例えば、骨盤底筋を鍛える専用チェア「フェムチェア」を用いた施術では、PMS症状だけでなく、多くの女性が抱える尿漏れなどの悩みにもアプローチできます。

実際に、当サロンの施術とサポートを受けられたお客様からは、

  • 「定期的に生理が来るようになり、生理痛も軽減されました。本当に出会えてよかったです」(30代女性)
  • 「女性特有のデリケートな話をできる場所がなく一人で悩んでいましたが、親身に聞いてくださり、心の不安がすっと解消されました」(40代女性)
    といった嬉しいお声をいただいています。

施術によって尿漏れの頻度が平均50%減少したというデータもあり、薬だけに頼らない根本的な改善を目指すことができます。
一人で悩まず、専門家と一緒に解決策を探すという選択肢も、ぜひ覚えておいてくださいね。

まとめ|つらいPMSは我慢せず、あなたに合った対処法を見つけよう

  • 手軽に始めたいなら「市販薬」
  • 体質から見直したいなら「漢方薬」
  • 市販薬で改善しないなら婦人科で「処方薬」
  • 薬と並行して「セルフケア」や「専門サロンでのケア」も有効

大切なのは、「PMSは病気ではない」「毎月のことだから仕方ない」と一人で我慢しないことです。
あなたの症状やライフスタイルに合った対処法は、必ず見つかります。


専門家の力を借りながら、あなたに合った方法で心と体をケアしていくことが、憂うつな期間を乗り越え、穏やかな毎日を送るための最も確実な道筋です。

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